
「外車の保険料ってなぜこんなに高いの?」「少しでも安くする方法はないだろうか…」



今回はこのようなお悩みにお答えしていきます!
外車の保険料が高額になるのには明確な理由がありますが、適切な対策を講じることで年間5万円以上のコスト削減も十分可能です。
本記事では、外車の保険料が高くなる3つの具体的な理由と、保険会社の選び方や補償内容の見直しなど、実際に保険料を安く抑えるための効果的な方法を詳しく解説します。
外車の保険料が高い3つの理由


外車の保険料が国産車より高額になる背景には、車両特性やリスク評価など複数の要因が関係しています。ここでは主な3つの理由を詳しく見ていきましょう。
理由①:車両価格が高く車両保険料も高額になる
外車は車両本体価格が高いため、車両保険の保険料も比例して高くなります。
新車価格が国産車の1.5〜2倍以上
例えば、メルセデス・ベンツCクラスの新車価格は約600万円からですが、同クラスの国産車であるトヨタ・クラウンは約400万円台からとなっています。この価格差が保険料に直結します。
車両保険の保険料は車両価格を基準に算出されるため、車両価格が高ければ高いほど保険料も上昇する仕組みです。特に高級外車の場合、新車価格が1,000万円を超えることも珍しくなく、車両保険だけで年間20万円以上かかるケースもあります。
修理時の部品代も高額
外車は部品の多くを海外から輸入する必要があり、国産車と比べて部品代が高額です。小さなパーツでも数万円することが珍しくありません。
バンパー交換だけで30万円以上、ドアミラー1つで10万円以上かかることもあり、こうした修理費用の高さが保険料算定に反映されています。保険会社は過去の修理実績データから保険料を設定するため、修理費用が高い車種ほど保険料も高くなる傾向にあります。
理由②:修理費用が国産車より高い
外車の修理には専門的な技術と設備が必要で、工賃も含めた総合的な修理費用が高額になります。
専門技術が必要で工賃が高い
外車の整備には専用の診断機器や特殊な工具が必要で、対応できる整備工場が限られています。そのため、整備士の技術料も国産車より高く設定されており、時間あたりの工賃が1.5倍から2倍になることも珍しくありません。
特にドイツ車やイタリア車などヨーロッパ車は電子制御システムが複雑で、簡単な修理でもメーカー専用の診断機が必要になるケースが多く、これが工賃上昇の要因となっています。
輸入部品の調達に時間とコストがかかる
交換部品が国内在庫にない場合、海外から取り寄せる必要があり、輸送費や関税が加算されます。部品到着まで数週間から1ヶ月以上かかることもあり、その間の代車費用も保険でカバーする必要が出てきます。
また、為替変動の影響も受けやすく、円安時には部品価格がさらに高騰します。こうした不確定要素も保険料算定時にリスクとして組み込まれています。
理由③:盗難リスクが高い
外車、特に高級ブランドの車両は盗難被害のターゲットになりやすい傾向があります。
外車は盗難被害が多い
日本損害保険協会の統計によると、高級外車は盗難被害の上位を占めています。特にランドクルーザーやレクサスなどの高級SUV、BMW、メルセデス・ベンツなどのドイツ車が狙われやすい傾向にあります。
盗難された車両は海外に転売されるケースが多く、発見率も低いのが現状です。盗難の手口も巧妙化しており、イモビライザーなどのセキュリティ装置があっても完全に防ぐことは困難です。
保険会社のリスク評価が高くなる
保険会社は盗難リスクが高い車種に対して、リスク評価を高く設定します。盗難された場合、保険会社は車両価格相当額を支払う必要があるため、盗難リスクの高い外車の保険料は自動的に高く設定されます。
特に都市部に住んでいる場合や、屋外駐車場を利用している場合は、さらにリスク評価が上がり保険料が高くなる傾向にあります。
外車と国産車の保険料比較【具体例付き】


実際に外車と国産車でどれくらい保険料に差が出るのか、具体的なシミュレーションで確認してみましょう。
高級外車の保険料シミュレーション
同じ条件で比較することで、外車の保険料の実態が見えてきます。
BMW 3シリーズの場合
- 車両価格:約600万円
- 年齢:35歳
- 等級:15等級
- 補償内容:車両保険(一般型)付き
- 年間保険料:約15万円〜20万円
BMW 3シリーズは外車の中では比較的リーズナブルな部類ですが、それでも年間15万円以上の保険料がかかります。車両保険なしにすると約7万円〜9万円程度まで下がりますが、高額な車両価格を考えると車両保険は外しにくい選択です。
メルセデス・ベンツCクラスの場合
- 車両価格:約650万円
- 年齢:35歳
- 等級:15等級
- 補償内容:車両保険(一般型)付き
- 年間保険料:約16万円〜22万円
メルセデス・ベンツCクラスはBMW 3シリーズとほぼ同クラスですが、ブランド価値や修理費用の違いから若干保険料が高めに設定されています。
同クラスの国産車との保険料差額
同じ条件で国産車の保険料と比較してみましょう。
年間保険料の差は3万円〜10万円
トヨタ・クラウン(車両価格約450万円)の場合、同条件で年間保険料は約10万円〜13万円程度です。BMW 3シリーズと比較すると、年間で5万円〜7万円の差が生じます。
レクサスISの場合は約12万円〜15万円程度となり、外車との差は若干縮まりますが、それでも外車の方が3万円〜5万円高い傾向にあります。
車種別の保険料相場一覧表
参考までに、人気車種の保険料相場(35歳、15等級、車両保険付き)をまとめました。
外車
- BMW 3シリーズ:15万円〜20万円
- メルセデス・ベンツCクラス:16万円〜22万円
- アウディA4:14万円〜19万円
- ボルボV60:13万円〜18万円
- ミニ クーパー:12万円〜16万円
国産車
- トヨタ・クラウン:10万円〜13万円
- レクサスIS:12万円〜15万円
- 日産スカイライン:11万円〜14万円
- マツダ・アテンザ:9万円〜12万円
- ホンダ・アコード:9万円〜11万円
この比較からも分かるように、外車は国産車より3万円〜10万円程度保険料が高くなる傾向があります。
外車の保険料を安く抑える3つのポイント


外車の保険料は高額ですが、適切な方法を選べば大幅にコストを削減できます。ここでは実践的な3つのポイントを紹介します。
ポイント①:外車に強い保険会社を選ぶ
保険会社によって外車への対応力や保険料設定が大きく異なります。
外車専門の保険プランがある会社
一部の保険会社では外車専用の保険プランを提供しています。これらのプランは外車の修理ネットワークが充実しており、指定工場での修理が可能です。
また、外車に特化しているため保険料も比較的リーズナブルに設定されていることが多く、純正部品での修理保証など外車オーナーに嬉しいサービスが付帯していることもあります。
一括見積もりで複数社を比較する
保険料は会社によって最大で5万円以上の差が出ることもあります。インターネットの一括見積もりサービスを利用すれば、一度の入力で複数社の見積もりを取得できます。
最低でも5社以上を比較することをおすすめします。同じ補償内容でも保険会社によって保険料が大きく異なるため、比較することで年間3万円〜5万円の節約が可能です。
ポイント②:車両保険の補償内容を見直す
車両保険の補償範囲を調整することで、保険料を大幅に削減できます。
一般型から限定型への変更で保険料削減
車両保険には「一般型」と「エコノミー型(限定型)」があります。一般型は単独事故や当て逃げもカバーしますが、エコノミー型は相手のある事故のみが対象です。
エコノミー型に変更するだけで、車両保険料を30%〜40%削減できます。年間で3万円〜5万円の節約になることも珍しくありません。運転に自信がある方や、安全な場所に駐車できる方にはおすすめの選択です。
免責金額の設定で保険料を下げる
免責金額とは、事故の際に自己負担する金額のことです。免責金額を高く設定すれば保険料は安くなります。
例えば、免責金額を「0円-10万円」から「5万円-10万円」に変更すると、年間で1万円〜2万円程度保険料が安くなります。小さな傷や凹みは自費で修理すると割り切れる方には有効な方法です。
ポイント③:各種割引制度を最大限活用する
保険会社が提供する割引制度を組み合わせることで、さらに保険料を抑えられます。
インターネット割引
ネット経由で契約すると、多くの保険会社で10%前後の割引が適用されます。新規契約で1万円〜2万円、継続契約でも数千円の割引になることが一般的です。
手続きもオンラインで完結するため、時間の節約にもなります。
ゴールド免許割引
ゴールド免許保有者は10%〜15%程度の割引が受けられます。年間で1万円〜3万円の節約効果があり、外車オーナーにとっては大きな削減ポイントです。
複数台割引・セカンドカー割引
2台目以降の車に対しては、セカンドカー割引が適用され、新規でも7等級からスタートできます。また、同じ保険会社で複数台契約すると、追加で割引が受けられる場合もあります。
家族で複数台所有している場合は、同じ保険会社にまとめることで年間数万円の節約が可能です。
外車におすすめの保険会社5選


外車の保険選びで重要なのは、外車修理の実績とネットワーク、そして保険料のバランスです。ここでは外車オーナーにおすすめの保険会社を紹介します。
外車オーナーに人気の保険会社比較
外車の保険を選ぶ際は、修理対応力、保険料、事故対応の3点を重視しましょう。特に外車の修理に対応できる工場ネットワークを持っているかが重要です。
また、ロードサービスの充実度も確認ポイントです。外車は故障時に専門的な対応が必要になることが多いため、充実したロードサービスがあると安心です。
各保険会社の特徴と保険料目安
①アクサダイレクト
外車オーナーから高い評価を得ているダイレクト型保険会社です。インターネット割引が最大2万円と大きく、外車でも比較的リーズナブルな保険料設定が魅力です。
事故対応は24時間365日体制で、初期対応が早いと評判です。ロードサービスも充実しており、レッカー距離の制限がない点も安心です。
保険料目安(BMW 3シリーズ、35歳、15等級):年間14万円〜18万円
②チューリッヒ保険
外車修理の実績が豊富で、専門工場との提携が充実しています。保険料もダイレクト型の中では競争力があり、外車オーナーに人気の保険会社です。
ロードサービスが特に充実しており、バッテリー上がりや鍵の閉じ込みなどのトラブル対応も無料で受けられます。
保険料目安(BMW 3シリーズ、35歳、15等級):年間13万円〜17万円
③三井ダイレクト損保
三井住友海上グループの安心感がありながら、ダイレクト型のメリットも享受できる保険会社です。外車の修理にも柔軟に対応してくれます。
事故対応専任の担当者が付くため、きめ細かなサポートが受けられると好評です。
保険料目安(BMW 3シリーズ、35歳、15等級):年間15万円〜19万円
④SBI損保
業界最安水準の保険料が魅力のダイレクト型保険会社です。外車でも比較的安い保険料で契約できる可能性があります。
ただし、修理工場の指定に制限がある場合があるため、事前に確認が必要です。コストを最優先する方におすすめです。
保険料目安(BMW 3シリーズ、35歳、15等級):年間12万円〜16万円
⑤セゾン自動車火災保険
「おとなの自動車保険」として知られ、40代・50代のドライバーに特に有利な保険料体系が特徴です。外車オーナーの年齢層とマッチしており、お得に契約できるケースが多いです。
事故率の低い年代の保険料を安く設定しているため、ベテランドライバーにおすすめです。
保険料目安(BMW 3シリーズ、45歳、15等級):年間11万円〜15万円
外車の保険料に関するよくある質問


- 外車は必ず車両保険に入るべき?
-
外車の場合、修理費用が非常に高額になるため、車両保険への加入を強く推奨します。
ただし、車両価格が100万円以下の中古外車や、年式が古く市場価値が低い車の場合は、車両保険なしという選択肢もあります。車両保険料が車両価値を上回るようであれば、加入を見送ることも検討しましょう。
新車や高級外車の場合は、万が一の全損事故や盗難に備えて車両保険は必須と考えるべきです。
- 中古の外車でも保険料は高い?
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中古外車の保険料は新車より安くなる傾向がありますが、国産車と比べるとやはり高めです。
車両保険料は車両価値に応じて下がりますが、修理費用の高さや盗難リスクは変わらないため、対人・対物保険などの基本保険料は新車とほぼ同じです。
年式が古くなっても部品代の高さは変わらないため、修理費用リスクは新車と同様に評価されます。
- 年齢によって保険料はどれくらい変わる?
-
自動車保険は年齢によって保険料が大きく変わります。
- 20代:年間20万円〜30万円以上
- 30代:年間15万円〜20万円
- 40代:年間12万円〜18万円
- 50代:年間11万円〜16万円
事故率の統計から、若年層ほど保険料が高く設定されています。特に20代前半は事故率が高いため、外車の場合は年間30万円を超えることも珍しくありません。
40代以降は事故率が低下するため、保険料も比較的リーズナブルになります。
- 外車の保険は途中で変更できる?
-
保険契約は基本的にいつでも変更・解約が可能です。
ただし、解約時期によっては短期率が適用され、払い込んだ保険料の一部しか返金されないケースがあります。多くの場合、満期での切り替えが最も無駄が少ない方法です。
どうしても途中で変更したい場合は、解約返戻金を確認してから判断しましょう。多くのネット保険では、契約途中でも補償内容の変更は可能です。
- 保険料が安い外車の車種はある?
-
比較的保険料が安い外車としては、以下の車種が挙げられます。
- フォルクスワーゲン・ポロ
- フィアット500
- プジョー208
- ルノー・トゥインゴ
これらのコンパクトカーは車両価格が比較的低く、修理費用も高級車ほどではないため、保険料が抑えられます。特にフォルクスワーゲンは日本での販売台数が多く、修理ネットワークも充実しているため、保険料が比較的リーズナブルです。
逆に、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなどの高級スポーツカーは、保険料が年間50万円以上になることも珍しくありません。
まとめ:外車の保険料は見直しで年間5万円削減できる


外車の保険料が高い理由と、効果的なコスト削減方法についてご紹介してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
本記事の重要ポイント:
- 外車の保険料が高い理由は、車両価格の高さ、修理費用の高額さ、盗難リスクの高さの3つが主要因
- 外車と国産車の保険料差は年間3万円〜10万円程度
- 保険会社の比較だけで年間3万円〜5万円の削減が可能
- 車両保険の見直し(一般型→エコノミー型)で年間3万円〜5万円の削減効果
- 各種割引の活用(インターネット割引、ゴールド免許割引など)で追加の削減が可能
- これらを組み合わせることで年間5万円以上の削減も十分実現可能
今すぐできる3つのアクション:
- 一括見積もりで保険料を比較する インターネットの一括見積もりサービスを利用して、最低5社以上の見積もりを取得しましょう。同じ補償内容でも保険会社によって大きく差が出ます。所要時間は15分程度で、年間数万円の節約につながります。
- 車両保険の補償内容を確認する 現在の契約が一般型の場合、エコノミー型への変更を検討してみましょう。また、免責金額の設定も見直しの余地があります。保険会社に相談すれば、シミュレーションをしてもらえます。
- 利用できる割引制度をすべてチェックする インターネット割引、ゴールド免許割引、複数台割引など、適用できる割引がないか確認しましょう。見落としている割引制度があるかもしれません。
保険見直しのタイミング:
- 満期の2ヶ月前 保険満期の2ヶ月前から、他社の見積もりを取り始めましょう。余裕を持って比較検討することで、最適な保険を選べます。早期契約割引がある保険会社もあります。
- ライフステージの変化時 結婚、出産、転職、引越しなどライフステージが変わったタイミングでも見直しをおすすめします。使用目的や年間走行距離が変われば、より安い保険プランが見つかる可能性があります。
- 等級が上がったとき 無事故で1年間過ごして等級が上がったタイミングは、他社に切り替えるチャンスです。等級が高いほど割引率も高くなるため、保険会社を変更しても有利な条件で契約できます。
外車の保険料は確かに高額ですが、正しい知識と適切な選択によって、大幅にコストを削減することができます。本記事でご紹介した方法を実践して、賢く保険料を節約しながら、安心して外車ライフを楽しんでください。
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