洗車初心者「冬場に洗車しても大丈夫?」「洗車後に凍結してしまわないか心配…」「寒い時期の洗車で気をつけるべきポイントって何だろう?」



今回はこのようなお悩みにお答えしていきます!
結論から言えば、適切なタイミングと正しい手順を押さえれば、冬場でも安全に洗車でき、凍結トラブルも未然に防ぐことができます。
本記事では、冬場の洗車で失敗しないための重要ポイントと、ドアや窓、ロック部分の凍結を防ぐ具体的な対策方法を必須8項目に分けてわかりやすく解説します。
冬場に洗車が必要な理由とは?


冬は寒いから洗車しなくてもいいと思っていませんか?実は冬こそ洗車が重要な季節です。その理由を詳しく見ていきましょう。
融雪剤・凍結防止剤による塩害ダメージ
冬の道路には、雪や凍結を防ぐために融雪剤や凍結防止剤が散布されています。これらの成分には塩化カルシウムや塩化ナトリウムが含まれており、車体に付着すると「塩害」を引き起こします。
塩分は金属を腐食させる性質があるため、放置すると車の下回りやボディに深刻なダメージを与えてしまいます。特に雪国や山間部を走行した後は、早めの洗車が必須です。
冬特有の汚れが塗装に与える影響
冬場は泥はねや砂利、道路の汚れが車体に付きやすくなります。これらの汚れには細かい粒子が含まれており、そのまま放置すると塗装面に傷をつける原因になります。
また、雪解け水と一緒に汚れが乾燥すると、シミやウォータースポットとして残ってしまうこともあります。
放置すると錆びや劣化が進行する理由
融雪剤や汚れを長期間放置すると、塗装の下で錆びが進行します。一度錆びが発生すると、修理には大きな費用がかかります。
定期的な洗車で汚れを落とすことで、愛車を長くきれいな状態で維持できます。冬場こそ、こまめな洗車を心がけましょう。
冬場の洗車に最適なタイミングと時間帯


冬場の洗車は、いつ行うかによって仕上がりや凍結リスクが大きく変わります。最適なタイミングを把握しておきましょう。
気温が上がる日中(10時〜14時)がベスト
冬場の洗車は、1日の中で最も気温が高くなる10時〜14時頃がおすすめです。この時間帯であれば、洗車後の水分が乾きやすく、凍結のリスクを軽減できます。
できれば気温が5℃以上ある日を選ぶと、より安心して洗車できます。
氷点下の日は避けるべき理由
気温が0℃を下回る日は、洗車中に水が凍ってしまう可能性があります。ホースの水が凍ったり、拭き上げ前にボディ上で水滴が凍結したりするトラブルが起こりやすくなります。
氷点下の日は無理に洗車せず、気温が上がるまで待つのが賢明です。
天気予報を確認して洗車日を決めるコツ
洗車の前日には必ず天気予報をチェックしましょう。晴れの日が続くタイミングを選ぶと、洗車後の乾燥がスムーズに進みます。
また、洗車当日の夜に気温が急激に下がる予報の場合は、日を改めることをおすすめします。
冬場の洗車で準備すべき道具とアイテム


冬場の洗車を安全かつ効率的に行うために、事前に必要な道具を揃えておきましょう。
ぬるま湯を使うための準備
冬場の洗車では、冷たい水ではなくぬるま湯(20〜30℃程度)を使うのがポイントです。ぬるま湯は汚れを落としやすく、凍結も防ぎやすくなります。
バケツやポリタンクにぬるま湯を用意しておくと便利です。ただし、熱湯は車体を傷める原因になるので絶対に使わないでください。
凍結防止に役立つ拭き上げ用品
洗車後の水分を素早く拭き取るために、吸水性の高いマイクロファイバークロスを複数枚用意しましょう。セーム革タオルも吸水力が高くおすすめです。
拭き残しがあると凍結の原因になるため、しっかり水分を除去できる用品を選びましょう。
あると便利な冬場専用カーケアグッズ
以下のアイテムがあると、冬場の洗車がより快適になります。
- シリコンスプレー:ゴムパッキンの凍結防止に効果的
- 撥水コーティング剤:水切れを良くし、凍結リスクを軽減
- 解氷スプレー:万が一凍結した場合の応急処置用
冬場の洗車の正しい手順【5ステップ】


冬場の洗車は、正しい手順で行うことが大切です。以下の5ステップを参考にしてください。
ステップ①:ぬるま湯で汚れを浮かせる
まずは車全体にぬるま湯をかけて、砂や泥などの汚れを浮かせます。いきなりスポンジでこすると、汚れで塗装を傷つけてしまう恐れがあります。
ステップ②:たっぷりの泡で優しく洗う
カーシャンプーをしっかり泡立てて、スポンジで優しく洗います。泡がクッションの役割を果たし、傷を防いでくれます。上から下に向かって洗うのがコツです。
ステップ③:十分な水量ですすぐ
シャンプーの泡をしっかりすすぎ落とします。洗剤が残ると、シミや塗装劣化の原因になるため、念入りに流しましょう。
ステップ④:素早く水滴を拭き取る
すすぎが終わったら、できるだけ早くマイクロファイバークロスで水滴を拭き取ります。冬場は時間が経つと水滴が凍り始めるので、スピードが重要です。
ステップ⑤:細部の水分を徹底除去する
ドアの隙間、ミラーの付け根、給油口の周りなど、水が溜まりやすい箇所は特に念入りに拭き取りましょう。エアブロワーがあると、細部の水分除去に便利です。
凍結しやすい箇所と具体的な対策方法


洗車後に凍結しやすい箇所を事前に把握し、対策を講じておきましょう。
ドアのゴムパッキン
ドア周りのゴムパッキンは、水分が残りやすく凍結しやすい箇所です。
シリコンスプレーで凍結を予防
洗車後、ゴムパッキン部分にシリコンスプレーを薄く塗布しておくと、水をはじいて凍結を防止できます。ゴムの劣化防止にも効果があります。
ドアミラーとサイドウィンドウ
ドアミラーやサイドウィンドウは、凍結すると視界が確保できず危険です。
撥水コーティングの効果と塗り方
撥水コーティング剤を塗っておくと、水滴が残りにくくなり凍結リスクが下がります。洗車後、乾いた状態で専用のコーティング剤を塗り、乾拭きして仕上げましょう。
鍵穴・ドアハンドル周り
鍵穴やドアハンドル周りに水分が残ると、凍結してドアが開かなくなることがあります。
解氷スプレーの正しい使い方
万が一凍結してしまった場合は、解氷スプレーを使用しましょう。鍵穴に直接スプレーし、数秒待ってから鍵を差し込みます。無理に力を入れると鍵が折れる恐れがあるので注意してください。
ワイパーブレードとフロントガラス
ワイパーがフロントガラスに張り付いて凍結すると、ゴムが傷んでしまいます。
ワイパーを立てておく習慣のすすめ
冬場は洗車後や降雪が予想される夜には、ワイパーを立てておく習慣をつけましょう。これだけで凍結による張り付きを防げます。
洗車後の凍結を防ぐ8つの必須ポイント


ここでは、洗車後の凍結を防ぐために実践すべき8つのポイントをまとめます。
①洗車は気温5℃以上の日に行う
気温が低すぎると凍結リスクが高まります。できれば5℃以上の日を選びましょう。
②熱湯ではなくぬるま湯を使用する
熱湯は急激な温度変化で車体を傷めます。20〜30℃程度のぬるま湯が最適です。
③洗車後は完全に水分を拭き取る
拭き残しは凍結の直接的な原因になります。隅々まで丁寧に拭き取りましょう。
④ドアを数回開閉して隙間の水を飛ばす
洗車後、ドアを数回開け閉めすることで、隙間に溜まった水分を振り落とせます。
⑤ゴム部分にシリコン系保護剤を塗布する
ゴムパッキンにはシリコンスプレーを塗っておくと、凍結とゴムの劣化を同時に防げます。
⑥可能であれば屋内や日当たりの良い場所で乾燥させる
ガレージや日当たりの良い場所で乾燥させると、凍結リスクを大幅に下げられます。
⑦撥水コーティングで水残りを軽減する
撥水コーティングを施しておくと、水切れが良くなり乾燥が早まります。
⑧洗車後すぐに短時間ドライブして乾燥を促す
洗車後に10〜15分ほど走行すると、走行風で水分が飛び、乾燥が促進されます。
冬場の洗車でやってはいけないNG行動


良かれと思ってやってしまいがちなNG行動を紹介します。
熱湯をかけて急激に温度差を与える
凍った窓ガラスに熱湯をかけると、急激な温度変化でガラスにヒビが入る恐れがあります。絶対にやめましょう。
氷点下の夜間や早朝に洗車する
気温が最も低い時間帯は凍結リスクが非常に高いです。日中の暖かい時間帯に洗車してください。
水分を拭き取らずに放置する
「自然乾燥で大丈夫」と思って放置すると、水滴が凍結してしまいます。必ず拭き取りましょう。
凍ったドアやロックを無理に開ける
凍結したドアを無理にこじ開けようとすると、ゴムパッキンが破損したり、ドアハンドルが壊れたりします。解氷スプレーで溶かしてから開けましょう。
冬場の洗車と凍結対策に関するよくある質問


- 冬場は洗車しないほうがいい?
-
いいえ、冬こそ洗車が重要です。融雪剤による塩害から車を守るため、むしろ冬場は定期的な洗車を心がけましょう。
- 洗車機を使っても大丈夫?
-
基本的には問題ありません。ただし、洗車機から出た後は、ドアの隙間や細部に水分が残りやすいので、自分で拭き上げを行うことをおすすめします。
- 凍結してしまった場合の対処法は?
-
解氷スプレーを使用するか、ぬるま湯をかけて溶かしましょう。熱湯は厳禁です。無理にこじ開けず、ゆっくり溶かすのがポイントです。
- どのくらいの頻度で洗車すべき?
-
融雪剤が散布された道路を走行した後は、できるだけ早く洗車しましょう。通常は2週間に1回程度が目安ですが、汚れ具合に応じて調整してください。
まとめ|冬場の洗車ポイントと凍結対策を実践しよう


本記事の要点おさらい:
冬場の洗車は、正しい知識と対策があれば決して難しくありません。本記事でお伝えした内容を振り返りましょう。
- 冬こそ洗車が重要:融雪剤による塩害や冬特有の汚れから愛車を守る
- 洗車は気温5℃以上、日中(10〜14時)に行うのがベスト
- ぬるま湯を使用し、熱湯は絶対にNG
- 洗車後は素早く完全に水分を拭き取ることが凍結防止の基本
- ゴムパッキンにはシリコンスプレー、ガラスには撥水コーティングで対策
- 凍結した場合は解氷スプレーを使用し、無理にこじ開けない
今日からできる凍結対策チェックリスト:
以下のチェックリストを参考に、冬場の洗車と凍結対策を実践してください。
- 洗車は気温5℃以上の日中に行う
- ぬるま湯(20〜30℃)を用意する
- マイクロファイバークロスで完全に拭き上げる
- ドアを数回開閉して隙間の水分を飛ばす
- ゴムパッキンにシリコンスプレーを塗布する
- 可能なら日当たりの良い場所で乾燥させる
- 洗車後に短時間ドライブして乾燥を促す
- 解氷スプレーを車内に常備しておく
これらのポイントを押さえれば、冬場でも安心して洗車ができ、凍結トラブルを未然に防げます。ぜひ今日から実践して、愛車を冬のダメージから守りましょう!
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